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『古都』(こと)は、川端康成の長編小説。古都・京都を舞台に、生き別れになった双子の姉妹の数奇な運命を描いた作品。川端の代表作の一つで、京都各地の名所や史蹟、年中行事が盛り込まれた人気作品で〔山本健吉「解説」(文庫版『古都』)(新潮文庫、1968年。改版2010年)〕、ノーベル文学賞の授賞対象作品の一つでもある〔羽鳥徹哉・原善編『川端康成全作品研究事典』(勉誠出版、1998年)〕。捨て子だったが、老舗呉服商の一人娘として育った娘が、北山杉の村で見かけた自分とそっくりな村娘と祇園祭の夜に再び偶然出逢う物語。互いに心が通じ合い親しみながらも、同じ屋根の下で暮らせない双子の姉妹の姿が、四季折々の京都の美しい風景、伝統的な祭を背景に、切なく可憐に描かれている。 川口松太郎脚色で新派で舞台化され、これまで2度映画化されている。 == 発表経過 == 1961年(昭和36年)、『朝日新聞』10月8日号から翌1962年(昭和37年)1月23日まで、107回にわたって連載された(1月2日は休刊)。挿絵は小磯良平が担当〔「解題」(『川端康成全集第18巻』)(新潮社、1980年)〕。ちなみに、作品連載中の11月3日に、川端は文化勲章を授与された。 その後、京都弁を茂井茂子の協力により訂正するなど加筆補正がなされ、「あとがき」を付して同年6月25日に新潮社より単行本刊行された〔。なお、初出が新聞紙上のため、現代仮名遣いと、漢字は新字体の表記に合わせ、単行本の際もそれが踏襲された〔。しかしその後、1970年(昭和45年)5月10日刊行の『川端康成全集第12巻』(全19巻本)に収録の際には、全文、歴史的仮名遣いと正字体に戻され、新聞用表記での送り仮名(送り過ぎ)も是正された〔。 文庫版は新潮文庫より刊行された。翻訳版も1987年(昭和62年)のJ・マーティン・ホルマン訳(英題:“The Old Capital”)をはじめ、各国で行われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「古都 (小説)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 The Old Capital 」があります。 スポンサード リンク
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